スバルは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、新たに部品の調達に支障が出ることから、国内生産拠点の停止を、当初予定していた4月11日から2日前倒しして4月9日から操業を停止すると発表した。操業再開予定の5月11日は変更しない。

スバルは、新型コロナウイルスの影響による世界的な新車需要の低迷と、サプライチェーン(部品供給網)の問題から、完成車を生産する群馬製作所の本工場と矢島工場、エンジン、トランスミッションを製造する大泉工場を4月11日から生産を停止する予定だった。国内生産モデルで、新たに部品の調達に支障が生じることが判明したため、4月9日、10日も操業を停止することを決めた。

スバルの国内生産拠点の操業再開はゴールデンウィークの連休明けの5月11日からを予定している。このため、4月の操業は6日間だけとなる。群馬製作所の従業員数は約1万0400人で、生産台数は1日当たり約2300台。

群馬製作所の2019年の生産実績は61万9000台で、2020年は69万台を生産する計画だったが、下方修正する見通し。

米国の完成車拠点のスバル・オブ・インディアナ・オートモーティブ(SIA)は3月23日から4月17日までの操業停止は変更しないとしている。