テイ・エス テックはこのほど、ホンダの新型「フィット」に、シートが採用されたと発表した。大幅な軽量化を実現した次世代シートフレーム(骨格)や、骨盤を支持する新構造などを取り入れた。

 シートフレームには、上級セダンへの搭載も見込む次世代仕様を採用。ホンダと共同開発したボディースタビライジングシートのコンセプトを具現化し、長時間のドライブでも疲れにくい構造とした。

 フレームの超高張力鋼板の適用範囲を拡大したことで、従来比28%の軽量化を実現した。安全性能を向上させつつ、燃費性能にもつながるという。

 アレンジ機構の配置などを全面的に見直し、従来比24㍉㍍増の厚みを実現した。加えて、チップアップやダイブダウンなど、多彩なシートアレンジも可能とした。