米光正典CEO㊨と中山裕介取締役COO

 ヤマハ発動機とティアフォー(武田一哉社長、東京都文京区)は、工場内の自動搬送システムを手がける合弁会社を設立し、4月から稼働すると発表した。ヤマハ発の車体開発技術とティアフォーの自動運転用OS「オートウェア」を組み合わせ、屋内外で自律走行できる無人搬送車を提供する。ヤマハ発の各工場に導入し、精度や利便性、料金モデルを確立した上で2年後をめどに人手不足が深刻化する製造業向けに外販を本格化する。

 新会社の名前は「イヴオートノミー」(静岡県袋井市)。資本金は8億円でヤマハ発が51%、ティアフォーが49%を出資し、2月末に設立した。代表取締役最高経営責任者(CEO)にはヤマハ発の米光正典先進技術本部研究開発統括部LSM開発部長が就いた。