アルファロメオは、高性能スポーツ車「ジュリアGTA」を500台限定で販売すると発表した。同社が1965年に発売した〝伝説〟のモデル「ジュリアGTA」のネーミングを復活。最高出力397㌔㍗(540hp)の排気量2・9㍑・ツインターボガソリンエンジンを搭載するほか、炭素繊維複合素材(CFRP)などの素材を多用して軽量化を徹底し、走行性能を追求した。同時に、後席を取り外してヘルメット、消火器の〝置き場〟を確保するとともにロールバーを装着したバージョン「ジュリアGTAm」を設定した。

 GTAは電子制御の四輪駆動システムを搭載する4人乗りの「ジュリアクアドリフォリオ」をベースにエンジン出力の向上、100㌔㌘の軽量化を図った。GTAmは公道走行を可能にしながら、走行性能を最優先して内装を簡略化。乗車定員を2人に変更したほか、大型スポイラーの装着などによってレース車のように走りに徹した仕様とした。パワー・ウエイト・レシオは2・82㌔㌘/hp。

 同社が今年6月に迎える創業110年の記念モデルと位置づける。限定500台の中にはGTAmも含まれる。