トヨタ自動車は、「ヤリス」が発売から1カ月で月販目標(7800台)の約5倍に当たる約3万7千台を受注したと発表した。受注の45%がハイブリッド車(HV)で「ヴィッツ」「アクア」からの乗り換えが半分を占めた。年齢別では60代以上が50%と最多だった。現在の納期はガソリン車で1カ月、HVで3カ月程度だ。

 グレード別では上位の「Z」と中級「G」が3割ずつ、残り4割が「X」だ。車体色は白が3割で最も多く、次いでシルバーの1割。装着率の高いメーカーオプションは「バックガイドモニター」で7割(HVのZとGは標準)、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)が5割、ブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックオートアラート(パーキングサポートブレーキ)、インテリジェントクリアランスソナーの組み合わせが3割などだった。また、切り返す際に運転者がシフト操作するだけで自動駐車できる「アドバンストパーク」の装着率は3割だった。

 下取り車は「アクア」など2BOX車のほか「軽自動車からの乗り換えも多い」(広報部)という。法人向けは約3割だった。年齢別では60代以上に次いで10~30代と50代が2割ずつ、40代が1割だった。