21年後半に日本に再参入するオペル。立ち上がりはコルサ(欧州名)など3車種を投入

 グループPSAジャパン(アンジェロ・シモーネ社長、東京都目黒区)は、2021年後半に日本市場に再参入する「オペル」ブランドの販売店数を、3年間で70店規模まで広げる。すでにシトロエンなど同社が扱う既存ブランド車を販売するディーラーと出店に向けた協議を進めており、立ち上がり時はこれらと連携して全国主要都市を中心に販売ネットワークを構築。取り扱い3ブランドの最量販車「プジョー」の店舗数をベンチマークとして店舗網を整え、輸入車ユーザーの取り込みを狙う。

 まずは東京、横浜、名古屋、大阪、神戸など有力な輸入車市場に拠点網を整備する。とくに東京には、フラッグシップ店と位置付ける拠点を設ける方向で準備を進める。18日に都内で開いた日本市場参入の発表会見では、東京への開設を想定した店舗の外観イメージを公表しており、着々と準備を進めている様子。

 既存ディーラーだけでなく、これまで同社と販売店契約の実績がない新規企業との契約も視野に入れる。「3年くらいでプジョーと同じくらいの拠点数にしたい」(シモーネ社長)と、既存の販社に限らず、新たなパートナーとの連携にも取り組みネットワークを強化する。販売初年度には人口面積比で50%をカバーできる店舗数を確保し、その後も店舗開発を進め、23年までにカバー率を80%まで引き上げる計画。

 オペルは、17年に仏グループPSAの傘下に入った。これを機に、ゼネラルモーターズ傘下の時代には欧州に特化していた事業戦略を転換し、グローバル展開へと舵を切った。06年の撤退以来、15年ぶりに参入する日本については「特に品質要求が高く、非常に重要な市場」(独オペルオートモービルのミヒャエル・ローシェラー最高経営責任者)とみており、日本で事業を軌道に乗せて世界戦略を加速していく考えだ。