2020年の春闘が本格的にスタートした。前年に引き続き、ベースアップ(ベア)目標を示さず、賃金の絶対額を巡って交渉を進める流れが加速している。世界的な新車需要の低迷や新型肺炎の感染拡大の影響など、事業環境が厳しくなる中で労使はどのように協議を進めていくのか。自動車総連の髙倉明会長と、日本自動車工業会の尾高和浩労務委員長(ホンダ執行役員)に聞いた。