工場は多品種を計画順序に沿って生産する (宇品第1ライン)          

フォード傘下の1996年から2010年の間にマツダが起こした変化のうち、もっとも大きいと言えるのが「モノ造り革新」だ。2017年8月、トヨタ自動車との資本業務提携の共同会見で、副社長(当時、現社長)の丸本明はマツダの強みを記者に問われ「コモンアーキテクチャーとフレキシブル生産による一括企画」と答えた。この全体像を称してマツダはモノ造り革新と呼び、…