経団連と連合の労使トップが会談して、2020年春闘が実質的にスタートした。今春闘は、ここ数年とちょっと様相が異なる◆デフレ脱却を目指して、安倍政権が業績好調な企業に賃上げを促す「官製春闘」が続いて経営側もこれに応えてきたが、今年は政府がほぼ静観している。米中貿易摩擦などの影響で企業の業績の先行きが不透明で、賃上げに応えるだけの余裕がなくなっている…