資本提携前年の1978年6月にフォード2世㊧が来日し、東洋工業の山崎社長㊨と会談した(広島駅で)

マツダは1970年代以降、激動の時代を迎える。創業家がリードしたそれまでも多くの困難を乗り越えてきたが、この頃から30年以上にわたり、外部からの助けに支えられながら会社を運営する時期が断続的に続く。1985年のプラザ合意による円高を契機に国内販売拡大への強烈な力学が働き、語り草となっている「5チャンネル政策」へ突き進むことになる。1973(昭和4…