スズキが1月30日に発表した2019年の生産・販売実績によると、世界販売は主力のインドや国内販売が低迷し、前年比9.8%減の300万6831台と、3年ぶりに前年割れとなった。

インド販売は同13.7%減の151万1611台と、8年ぶりにマイナスとなった。ローン審査の厳格化や、保険料値上げ、排ガス規制前の買い控えなどの影響で市場全体が低迷している影響を受けた。ただ、2019年12月単月のインド販売は前年同月比2.4%増の12万4375台と前年を上回った。

2019年の国内販売は完成検査問題から生産ラインのスピードを落としていることから供給に遅れが生じて、前年比2.6%減の69万6017台と、3年ぶりに前年割れとなった。海外販売は同11.8%減の231万0814台と2ケタのマイナスだった。

グローバル生産は同11.1%減の305万5860台と、3年ぶりにマイナスとなった。国内生産は同6.6%減の94万6768台と3年ぶりにマイナスだった。インドは同12.8%減の163万5198台と、6年ぶりに前年割れとなった。