スバルが1月30日発表した2019年暦年の生産・販売実績によると世界販売台数は前年比2.0%減の104万1712台と、8年ぶりにマイナスとなった。

主力の米国は同2.9%増の70万0117台と依然として順調で、11年連続で過去最高となった。国内販売は台風の影響で納車遅れなどがあった影響で同11.6%減の13万1261台と2ケタのマイナスとなったほか、豪州も同20.0%減の4万0007台と落ち込んだ。

世界生産台数は国内生産が低迷した影響で同3.1%減の98万7283台と2年連続マイナスとなった。国内生産は台風の影響による生産停止に加え、電動パワーステアリングの不具合で生産ラインを約1週間停止していたことや、完成検査問題から昨年秋まで生産ラインのスピードを通常より落として品質確認を徹底した影響から同6.2%減の61万8764台と3年連続で前年割れとなった。

米国生産は北米市場向けアセントの販売が好調だったことから同2.5%増の36万8519台となり、過去最高を更新した。