アサヒビールは1月24日、神奈川、埼玉、千葉、茨城でピーク時間帯の交通混雑緩和の取り組みを推進すると発表した。

今回アサヒビールは、アサヒグループ各社と連携し、グループ合計17社で交通混雑緩和に取り組む。東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、2020年7月24日~8月9日、8月25日~9月6日の期間、原材料や商品などの物資の移動は、グループ合計5社に取り組みを拡大し、取り組みごとに3割以上、合計約1800台の配送トラック台数を分散・削減する。
人の移動では、グループ合計17社に取り組みを拡大し、東京都内に就業している従業員約4900人を対象に、自宅でのテレワークなど、柔軟な働き方を推進し、ピーク時間帯の公共交通機関を使った移動の削減を目指す。

オリンピック・パラリンピック期間は、観戦を目的とした多くの人や訪日外国人が首都圏に集中することが見込まれ、ビール類の出荷量は最盛期を迎え、商品輸送のためのトラック台数が年間を通じて最大規模となる。同社グループでは、東京都、内閣官房が進める「2020TDM(交通需要マネジメント)推進プロジェクト」の共同宣言、東京都が推進する「スムーズビズ」に賛同、物資の移動を分散・削減するなど取り組みを拡大する。