トヨタ自動車のプレスブリーフィングには豊田章男社長が登場
市販予定のGRヤリス
GRヤリス
レヴォーグ プロトタイプ STIスポーツ
ダイハツのTAFTコンセプト
三菱のeKクロス ワイルド・ビースト・コンセプト
スズキのハスラー ストリートベース

世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2020」が1月10日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した。今回のオートサロンでは、トヨタ自動車が新型ヤリスをベースにしたGRヤリス、スバルが新型レヴォーグのSTIバージョン、ダイハツ工業が軽クロスオーバーのTAFT(タフト)コンセプトを公開するなど、自動車各社が近く市販予定の新型車をベースにしたモデルを相次いで紹介している。

トヨタのGRヤリスは、現行ヴィッツの後継として今年2月に市場投入する予定のコンパクトカーのヤリスをベースに、トヨタのモータースポーツ部門ガズー・レーシングが手がけたスポーティカーシリーズGRのグローバルモデル。オートサロンでは、WRC2020年参戦車両やGRパーツ装着車両、GRスープラのGT4、スーパーGT参戦車を展示した。

スバルはモータースポーツ統括会社スバルテクニカインターナショナル(STI)と共同で、東京モーターショー2019で世界初公開し、近く販売する予定の新型レヴォーグのプロトタイプをベースに、走行性能アップを図ったレヴォーグ プロトタイプ STIスポーツを出展。BRZ STI スポーツとWRX S4 STI スポーツのカスタムコンセプトも展示した。

ダイハツは軽クロスオーバーのTAFT(タフト)コンセプトを世界初公開した。2020年内の市場投入に向けて開発している新型車のコンセプトカーで、開放感のあるガラスルーフや、フラットで使い勝手向上を図った荷室空間などが特徴。軽商用車ハイゼットトラックとアウトドア雑誌「ピークス」がコラボレーションしたカスタマイズ車両なども展示した。

三菱自は今春発売する予定の新型スーパーハイトワゴンのeKクロスをベースにしたカスタムカーのワイルド・ビースト・コンセプトを展示した。アウトドアイメージを強調して、SUVらしさを訴求するモデル。デリカD:5、アウトランダーPHEV、エクリプスクロスのカスタムカーや、新型軽スーパーハイトワゴンも出展した。

スズキは1月にフルモデルチェンジして発売したばかりのハスラーのコンセプトモデルとなるストリートベースを参考出品した。ダンスやスケボーなどのストリートスポーツを楽しむ若者の基地を想定し、外装はコンテナをイメージしたマットカラーを採用、内装にはスピーカーとイルミネーションによってライブ会場のような音楽と光の世界を表現した。ジムニーをベースに、マリンレジャーをイメージしたシエラマリンスタイルや、大型二輪車のKATANAをスイフトスポーツで表現したカタナエディションも出展した。

東京オートサロンは今回が38回目。来場者数は前回が過去最高の33万0666人で、2015年から5年連続で30万人超えを達成しており、今回も同水準を見込んでいる。開催は1月12日までの3日間。