JXTGホールディングスは11月28日、2020年6月開催の定時株主総会で、実質的に事業会社体制に変更するとともに、社名を「ENEOS(エネオス)ホールディングス」、JXTGエネルギーを「ENEOS」に変更すると発表した。

ホールディングスは現在、純粋持株会社で、エネルギーのほか、JX石油開発、JX金属の中核事業会社3社を傘下に置いている。経営を取り巻く環境が大きく変化している中で、意思決定の迅速化を図るため、主力の事業会社であるエネルギーとホールディングスを実質的に統合し、事業会社体制に移行する。

具体的には、ホールディングスとエネルギーの法人格は残すものの、両社の役員をなるべく兼任にして意思決定機関をい集約、実質的に事業持株会社として運営する。JX石油開発とJX金属には権限委譲を進めてそれぞれが独立性の高い業務執行体制を構築する。

また、グループ運営体制の変更に合わせて社名とブランドを統一する。これによってENEOSの知名度を活用した新規事業の創出などを推進するとしている。