佐川急便は、松浦鉄道と荷物を旅客列車で輸送する貨客混載事業を11月27日から開始したと発表した。

佐世保市江迎町の宅配荷物を、松浦鉄道の西九州線・松浦駅~潜竜ヶ滝駅間を運行する旅客列車のスペースを活用して貨客混載輸送を実施する。潜竜ヶ滝駅で佐川急便の配達担当者に荷物を引き渡し、各配達先へ配達する。

これまでは、朝に平戸営業所を出発する佐川急便の3台の集荷・配達車両のうち、2台は午後に営業所に到着した荷物を取りに戻り、営業所で積み込んだ後、再度配達先に向かっている。貨客混載によって、朝、平戸営業所を出発した3台の集荷・配達車両が午後に到着した荷物を取りに戻る必要がなくなる。