西川氏
山内氏
ボロレ氏

日産自動車は、2020年2月18日に臨時株主総会を開催して前社長兼CEO(最高経営責任者)の西川廣人氏、CEO代行を務めている山内康裕氏が取締役を退任すると発表した。

臨時株主総会は、12月1日付けで日産の社長兼CEOに就任する内田誠氏、COO(最高執行責任者)兼チーフ・パフォーマンス・オフィサーに就任するアシュワニ・グプタ氏、副COOに就任する関潤氏の3人を取締役に選任するために開催するもの。

3人は業績が悪化している日産の経営を早期に立て直すため、取締役に就かずに12月1日付けで事実上の経営トップに就任するが、2020年2月に正式に取締役に就任する。ルノーのピエール・フルーリォ筆頭独立社外取締役も日産の取締役に選任する予定。

同時に、西川氏、山内氏は取締役を退任する。ルノーのCEOを解任されたティエリー・ボロレ氏も日産の取締役を退任する。退任する3人は、特別背任罪などで起訴されているカルロス・ゴーン元会長に近かった。ゴーン色を一掃し、新しい経営陣を全面に打ち出し、経営再建を急ぐ。