柏ITS推進協議会と三井不動産は、つくばエクスプレス・柏の葉キャンパス駅から東京大学柏キャンパス間の2.6kmの一部区間で、11月1日から2020年3月31日までの5カ月間、自動運転バスによる営業運行を実証すると発表した。

今回の実証実験は、一般車両も混合する公道約2.3㎞と、東京大学柏キャンパス内0.3kmの合計2.6kmの一部区間を5カ月間、自動運転レベル2(複数の操作を自動制御)で運行する。車両は日野自動車の小型バス「リエッセ」をベースに、先進モビリティが開発した自動運転システムを搭載した緑ナンバーのバスを使用し、東武バスイーストが運行を担当する。学生や教職員、来訪者が乗客の対象となる。

今回、5カ月間の長期にわたって実験することで、オペレーションやメンテナンスを含めて、自動運転バスの営業運行する場合の課題把握や、対応方法を検証する。

また、今回の結果から自動運転レベル4(限定地域での完全自動運転)以上を見据えた走行性・安全性を評価し、新たな自動運転バス車両の開発も想定する。実証実験終了後も新しい車両を導入して継続的に実証運行していく予定。