アルプスアルパインは、台風19号による影響で、取引先数社に対する部品供給に影響が生じていると発表した。

車載用音響機器・情報通信機器用部品を製造するアルパインマニュファクチャリングの赤井工場(福島県いわき市)が断水、一部停電、工場敷地内の浸水で10月15日から稼働を停止している。また、アルプスアルパインの相馬倉庫(福島県相馬市)の一部が浸水し、スイッチ関連の製品在庫の一部が浸水した。赤井工場は今週末をめどに生産再開を目指している。浸水した在庫製品分は増産で対応する。

また、台風19号による被災地域周辺にある角田工場(宮城県角田市)、長岡工場(新潟県長岡市)、小名浜工場(福島県いわき市)など、10拠点では一部雨漏りなどがあったものの、影響は軽微で、現在は通常操業となっている。

同社では、全取引先と状況を確認したところ、取引先数社で部品供給に影響がでているとしている。現在、取引先からの協力も得ながらリカバリーを緊急で進めているとしている。

業績への影響は軽微にとどまる見通しとしている。