イコイコ
ツムツム

 ダイハツ工業は8日、10月下旬に開幕する「第46回東京モーターショー2019」でコンセプトカー4台を世界初公開すると発表した。完全自動運転の電気自動車(EV)「イコイコ」は、ラストワンマイルでの活用を想定している。軽自動車規格に収まるサイズで、自宅や目的地の前など細い道も移動できるようにした。格納式のスロープを搭載しており、幅広い人が乗り降りしやすい仕様にした。自律移動するお世話ロボット「ニポテ」が車内で乗員をサポートする。

 次世代軽トラック「ツムツム」は、荷台の長さを従来の軽トラックと同等としながらキャビン内を広く使えるレイアウトにした。荷台は付け替え可能。農業用ドローン基地にしたりなど、軽トラックの新たな可能性を提案する。

 このほか3列6人乗りの小型ミニバンのハイブリッド車(HV)の「ワイワイ」や、軽クロスオーバーの「ワクワク」を出展する。

 ブース内では、ダイハツが考える未来の暮らしを描いた絵ハガキを配布する。ポストも設置して、投函できるようにするなど、会場に来た雰囲気を持ち帰ることができる工夫を凝らす。