オートバックスセブンは3日、個人間取引による中古車売買市場に参入すると発表した。独自の車買取査定システム「査定Dr.」を活用し、消費者が安心して中古車売買を行えるCtoCプラットフォームを構築する。2020年4月の本格稼働をめざし、日本アイ・ビー・エムの協力を得て開発を進めていく。
ブロックチェーン技術を活用した中古車売買のプラットフォームを構築する。サービス内容は詳細が決まり次第公表するとしているが、車両売買事業「オートバックスカーズ」を手掛ける店舗が介在するスキームを想定している。
例えば、査定システムを使った車両査定を店舗で行い、売買が成立した車両の引き渡しも店舗の駐車場で行うなど、中古車の個人間取引をオートバックス店舗が下支えする仕組みを検討する。査定後には認定証を発行することで、車両の安全性や信頼性を担保する考えだ。
店舗にとっては来店機会の創出につながり、カー用品の拡販、新たな車両メンテナンス需要の獲得につながる可能性がある。