タダノは、高所作業車スカイボーイ「AT―121TG(F)ブーム 前方格納仕様」=写真=と「AT-121TG(R)ブーム 後方格納仕様」の2機種をモデルチェンジして発売した。

 最大地上高はAT―121TG(F)が12・2㍍、AT―121TG(R)が12・3㍍、最大作業半径はそれぞれ10・2㍍で、ともに従来機よりも拡大し、クラス最大の作業領域とした。従来のリンク式ジャッキから車幅内設置の直下式ジャッキに変更したことで、壁際やガードレール脇でのジャッキ設置などが容易になった。

 スカイボーイAT―121TGシリーズは最もニーズの高い高所作業車で、今回のモデルチェンジでより高い安全性と利便性、作業効率を向上させた。また、テレマティクスも標準装備して車両故障時における迅速なアフターサービスに対応するほか、車両の稼働状況や位置情報・保守管理をインターネットでサポートする。さらにこれまで分離されていた車両下部のブーム操作とアウトリガ操作を、車両後端部に集中配置。壁際設置などにおけるブーム操作の容易化や、安全確認もスムーズに行える。

 標準仕様価格は1124万円~1144万円(税抜き)。2機種合わせて年販300台を目指す。