愛知製鋼は11日、知多工場(愛知県東海市)に特殊鋼向けの新たな熱処理炉=写真=を設置したと発表した。生産能力は月2千㌧から3千㌧へ5割高まり、品質の安定やリードタイムの短縮、環境負荷の低減にも寄与するという。特殊鋼は鉄スクラップなどを電気炉で溶かし、圧延後に熱処理を施し、クランクシャフトやコンロッドなどの鍛造製品となる。このうち、ベアリングやギア…