日産自動車は8月1日から結婚事由で取得する休暇制度と結婚祝金の支給を、同性婚、事実婚にも適用すると発表した。社員の多様性や価値観を尊重するダイバーシティ&インクルージョン(多様性と多様性の受容)を促進するのが目的。

日産では、「社員一人ひとりが自分らしく、活き活きと働ける職場づくり」を推進しており、今回、同性婚、事実婚にも休暇制度の適用と、結婚祝金を支給する。

日産は、LGBT(性的少数者)への理解を深めるため、全社員を対象に「eラーニング」の実施や、セミナーなどによる啓発活動を定期的に実施している。また、多目的トイレの設置、日程を分けた健康診断も進めているほか、アジア最大級のLGBTイベント「東京レインボープライド」に出展してLGBTへの理解を広める活動を進めている。