極東開発工業は29日、後部格納式テールゲートリフタ「パワーゲートGⅡ1000/GⅢ1000」(写真はGⅡ1000)をモデルチェンジしたと発表した。6月3日に発売する。構造を根本から見直し、剛性を確保しながらも同社従来機種に比べ、キット重量を最大で約60㌔㌘(GⅡ1000タイプL・アルミ仕様)軽量化した。プラットホーム先端形状の変更による業界トップクラスの台車乗り込み性能や、キャスターストッパとプラットホーム表面の改良で、安全性と利便性を高めた。

 プラットホームを構成するブロックの構造変更とブロック同士の接続部を少なくすることによるプラットホームの軽量化、リフトフレームとリフトアームの構造変更によるリフトメカの軽量化などで、剛性を確保しつつキット重量の大幅に軽量化し、ワンランク上の積載量を確保した。

 プラットホーム先端形状の変更で、従来機種に比べ荷積み時のカート台車押し込み操作力を最大約24%(同社測定基準による)、荷卸し時のカート車輪接地時の衝撃を最大約30%(同)低減し、業界トップクラスの台車乗り込み性能を実現した。

 プラットホーム表面の形状は突起の高さを際立たせ、滑り止め効果を最大約50%(ウェット時の場合)高めた。

 このほか、スマートフォン用アプリを活用した独自のサービス支援システム「K―DaSS」サービスツールシステム搭載とスイッチパネル内へのエラーランプ新設などでサービス性を向上した。

 販売価格は101万5千円から(希望小売価格、取付費込み、消費税別)。Gシリーズ(後部格納式)全体の年間販売目標は2400台。