名古屋大学は29日、トヨタ自動車と共同で、燃料電池車(FCV)のコスト低減や発電効率向上につながる燃料電池膜を開発したと発表した。この膜は、水素イオンを酸素側に送り届ける役割を担う。従来膜は材質の特性上、この機能を十分発揮するために膜を湿らせることが必須で、加湿システムが必要だった。新開発の膜は材料を見直し、加湿しなくても高い輸送効率を確保するこ…