摩擦材最大手の日清紡ブレーキ(東京都中央区)は、2021年に米国で始まる摩擦材の銅使用規制をシェア拡大の好機と捉え、生産体制の増強を進める。今年4月にはドラムブレーキ事業をアイシン精機グループに譲渡した。銅フリー摩擦材の生産能力増強に経営資源を集中投下し、トップのポジションを固める。―米国で摩擦材の銅使用規制が始まる「当社は他社に先行して研究開発…