トヨタ自動車の春闘が大きな転換点を迎えた。会社側は14日、正社員のベースアップ(ベア)額を非公表の形で賃上げを回答。日本中から注目されてきた同社のベアが表舞台から姿を消した。会社側が大きく舵を切った背景には、物価上昇が極めて弱いデフレ的な国内で同社の賃金がサラリーマンの上位10%の高水準に達し、サプライヤーや販売店との格差が縮まらない現状や、「1…