「本当に私で良いのだろうか」。今回の受章を誉れと思う半面、自身を問い直している。地元の支部や協同組合の世話役として汗をかいてきたつもりだが、「県全体でどれだけお役に立てたか。面はゆいばかり」と。理論派で、かつ実直な人柄の半田さんならではの、偽りのない気持ちだ。大学を卒業後、銀行勤めを経てこの業界に飛び込んだ。大正12年創業という、老舗の整備工場の…