自宅の居間に祭壇があり、「アストン・マーチン」のステアリングを握る彰太郎氏が家族を見守る

「基本的に、車以外に娯楽がない家」―。2013年10月に亡くなった自動車ジャーナリストの小林彰太郎氏(享年83歳)は、家庭でも車主体の生活だった。言うまでもなく、自動車ジャーナリストの草分けで「CARグラフィック」の創刊・初代編集長でもある。実学に徹した活動が高く評価され、13年に日本自動車殿堂入りしている。あの朴訥(ぼくとつ)な人柄と語り口は家…