三菱自動車の成長に向けた新たな戦いが今、始まった。昨年末に開いた臨時株主総会で「資本再構築プラン」が承認され、同社の経営再建にとって、残された最大の課題の優先株の全量処理にめどをつけた。これにより、1997年度中間期以来の復配にも道筋がついた。三菱自の再興を目指し、陣頭指揮を執り続けてきた益子修社長は「再生に一つの区切りがつく。三菱自の新たな成長…