トヨタ自動車は6月11日、レクサスのセダン「ES」を全面改良し販売を開始したと発表した。ハイブリッド車(HV)に加え、新たに電気自動車(EV)を追加した。メーターとセンターディスプレーを連携させる次世代マルチメディアを初採用し、ソフトウエア開発基盤「アリーン」によるOTA(無線アップデート)で機能を追加できるようにした。価格はHV、EVともに790万円(消費税込み)からとした。
ESは米国や中国など世界市場におけるレクサスの主力車種で、日本市場では2021年8月に7代目モデルから投入した。国内での全面改良は約5年ぶり。
車台は「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」の「GA-K」を刷新し、HVとEVと異なるパワートレインの設定を可能にした。HVとEVそれぞれに前輪駆動と四輪駆動を設定した。EVの航続距離(WLTCモード)は前輪駆動車で670キロメートルとした。
外観には次世代EVのデザインテーマを採用。床下に電池を搭載するスペースを確保しながら、セダンの流麗なデザインを実現した。室内では物理スイッチを内装に同化させることで、先進性と機能性を両立させた。オットマンやリアシートリクライニング、助手席可倒など後席の居住性を高めた「Rrコンフォートパッケージ」も新たに設定した。
トヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)で生産する。販売計画は年間8000台。HVとEVでスタート価格は同額となるが、EVは「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」で満額の130万円が支給されるため、購入価格はEVの方が安くなる。

















