角川学園(角川重博理事長)が運営する花壇自動車大学校(鮱名滿校長)は、ボディークラフト科から三菱自動車の軽商用電気自動車(EV)「ミニキャブEV」のカスタマイズ車を出展する。軽バンタイプの外観を大胆かつ大幅に手入れして全長約130センチメートル超の荷台を取り付けた積載車に仕上げた。校内でエンジンなど重量のある自動車教材や二輪車の運搬に活用したい考え。
学生たちはベース車両をカスタマイズするにあたって、「往年の海外製積載車」をイメージして「電気で走る役に立つ車」の完成を目指した。車体のペイントにも学生たちのこだわりが込められている。
荷台はすべて手づくりだ。積載車はリアオーバーハングを常に意識した運転が求められるが、荷台途中から分離できるように製作して事故防止を図った。エア・サスペンションを搭載して車高調整により、荷物の積み下ろしをしやすく実用性も確保している。
バッテリーなどEV関連の構成部品には手をつけていないが、車両の足回りに関する部品などは学生の手ですべて加工・製造した。担当教官は「ベース車両にない部品などをつくるので、学生たちの想像力を育むことにつながる」と話す。カスタマイズの過程で最も苦労したことは、想定する積載物の重量に耐えうる車両強度と車両重量のバランスを取ることだったという。
出展期間中は、学生が説明員となって来場者らに作品のこだわりやカスタマイズの魅力を伝えたいと意気込む。一人でも多くの人に自分たちの熱意をくみ取ってもらえるように伝えることは、将来の仕事に生きる貴重な経験となる。







