三菱自動車、デリカD:5を大幅改良 S-AWC初採用 受注は1カ月半で約5000台 451万円から

  • 自動車メーカー
  • 2025年12月19日

 三菱自動車は18日、「デリカD:5」を大幅改良し、1月9日に発売すると発表した。独自技術「S―AWC」の初搭載で走破性や操縦安定性を高めたほか、走行シーンに合わせた専用のドライブモードを追加し、内外装を刷新した。

 10月30日から予約注文を開始し、1カ月半で約5千台を受注した。加藤隆雄社長は「ビジネスのベースは三菱自らしい尖(とが)った車。デリカD:5は三菱自らしさを具現化し、アピールしていく車になる」と語った。

 専用ドライブモードは「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」の4つ。路面状況に合わせて選べる。

 外観は前面のグリルと前後のバンパーで立体感のあるシンプルなデザインとした。車体色は2トーンも含め全9色。内装は8インチのカラー液晶ディスプレーメーターを採用し、金属調のアクセントを用いたパネル類で先進性や上質さを表現した。特別仕様車「シャモニー」に採用している撥水機能を持つスエード調素材と合成皮革を組み合わせた生地を座席に用いた。

 価格は451万円(消費税込み)から。「G」グレードでは前モデルに比べ18万5900円の値上げとなる。

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