〈2025年11月度CM好感度ランキング〉日産「ルークス」、滑り出し好調 ポップなサウンドに高い支持

 CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都千代田区)は、2025年11月度のCM好感度ランキングを公表した。今回の対象期間である2025年10月20日~11月19日に放映された全CMは2516銘柄(前月比58銘柄減)。このうち自動車業類は64銘柄(同4銘柄増)だった。

 CM総研は自動車業類の注目CMに、10月にフルモデルチェンジした日産「ルークス」を選んだ。新CMキャラクターには仲里依紗さんを起用。テレビCMの滑り出しは好調で、初の自動車業類1位を獲得した。総合(全CM2516銘柄中)でも19位となり、初の総合トップ20にランクインした。

 「あがルークス!&ひろがルークス!」篇は、視界サポート機能(インテリジェント・アラウンド・ビューモニター)による、視認性のよさを訴求。街中でヒヤッとすることも多い中、CMでは、左右の見通しが悪い四つ角で止まる車の前に、死角からいきなり前を横切ろうとする自転車が、事前に車内モニターに映し出される場面から始まる。

 CMソングもポップ調で「角の先まで 見えルークス!」「すれ違いもいけルークス!」との歌詞も安全性を印象付ける。

 男女ともに幅広い階層で反応を獲得し、特に男性層の支持が厚い。CM好感要因では「音楽・サウンド」が大きく伸び、「出演者・キャラクター」「宣伝文句」「商品にひかれた」もスコアを伸ばした。

 視聴者からは「リズムがよくて頭に残る。子供も真似をしている」「運転が楽しそうで安全性が良さそうでした」「〝ルークス〟にかけて色々な言葉が出て来ておもしろい。調子がいい。楽しい」などのコメントが寄せられた。

 「見えルークス」「あがルークス」など、車名の「ルークス」をかけたキャッチーな歌で先進技術の安全性と便利さを見事に表した。新作CMも待ち遠しい。

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