マツダ、CX-3をモノグレードに ガソリンとディーゼル設定 価格は270万円から

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  • 2025年12月12日

 マツダは11日、コンパクトSUV「CX―3」のグレード体系について、ガソリン車とディーゼル車でそれぞれ1つに集約すると発表した。従来、ガソリン車は3グレード、ディーゼル車は2グレードを展開していた。仕様を整理することでコスト競争力を高め、収益拡大につなげる。

 後継グレードは装備を充実した。ガソリン車「15SアーバンドレッサーII」では自動防眩ルームミラーなどを標準装備とし、ディーゼル車「XDビビッドモノトーンII」は、赤外線カットガラスを新規採用した。すでに受注を始めており、発売は12月下旬の予定。月販目標は770台。価格はガソリン車が従来比17万2700円高の270万4900円、ディーゼル車が同12万3200円高の331万5400円(消費税込み)。

 マツダは全社で原価低減活動を進め、収益力を強化している。11月には小型車「マツダ2」の装備の見直しも発表済み。米国の追加関税の影響を受ける中、今後も市場の実需に沿って仕様を適正化する動きが進みそうだ。

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