トヨタ自動車は11月18日、ハイブリッド車(HV)を生産する米国内の5工場に9億1200万ドル(約1400億円)を投資すると発表した。今後5年間で最大100億ドル(約1兆5000億円)を追加投資する一環で、ブルースプリングス工場(ミシシッピ州)では新たに2028年から「カローラ」のHVモデルを生産する。
投資するのはバッファロー工場(ウェストバージニア州)、ジョージタウン工場(ケンタッキー州)、ブルースプリングス工場、ジャクソン工場(テネシー州)、トロイ工場(ミズーリ州)。5工場で新たに252人を雇用する。
ブルースプリングス工場で新たにカローラHVの生産を始める。トヨタが米国でカローラHVを生産するのは初めて。現在は日本から輸出している。また、ジョージタウン工場では27年の稼働予定で、HV用4気筒エンジンの加工ラインを導入。鋳造部品を手掛けるジャクソン工場とトロイ工場には新ラインを追加する。
トヨタの25年1~10月の米国販売台数は前年同期比8.3%増の207万3786台。とくに「RAV4」「グランドハイランダー」などHV販売が好調で、同期の電動車販売台数は98万6078台、電動車比率は47.5%を占める。
トヨタは13日、米国で今後5年間で最大100億ドル追加投資すると発表していた。















