2022年4~9月の外国メーカー車新車販売、車両供給の遅れで13%減 ブランド別はメルセデス・ベンツが8年連続トップ

  • 自動車流通・新車ディーラー
  • 2022年10月7日

 日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した2022年度上期(4~9月)の外国メーカー車新規登録台数は、前年同期比13.6%減の11万5813台だった。新車供給遅延の慢性化を受け、上期として2年ぶり、半期としては2期連続の減少となった。登録車に占める外国メーカー車のシェアは9.9%と、上期として統計開始以来2番目に高い水準だった。

 外国メーカー車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同12.2%減の2万3493台で、上期として8年連続で首位。ルノー、フェラーリ、スカニアの3ブランドが上期としての最多台数を更新した。価格帯別では1千万円以上が同6.9%減の1万3590台で2年ぶりに減少した一方、400万円以上1千万円未満は同5.6%増の6万1409台で2年連続の増加となった。400万円未満は同31.1%減の3万4485台で2年ぶりに減少した。

 9月単月の外国メーカー車の新規登録台数は前年同月比2.6%減の2万6098台で13カ月連続の減少となったが、マイナス幅は前月から6.3ポイント改善した。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは10.8%だった。ブランド別ではメルセデス・ベンツが同2.7%増の5369台で首位となり、フォルクスワーゲンが同12.9%減の3833台、BMWが同12.9%減の3516台と続いた。ルノー、フェラーリ、ベントレー、BMWアルピナの4ブランドが9月としての最多台数を更新。価格帯別では1千万円以上が同10.0%増の3419台で4カ月ぶりの増加、400万円以上1千万円未満が同23.0%増の1万4803台で2カ月連続の増加となった。400万円未満は同31.7%減の6788台で14カ月連続で減少した。

関連記事