三菱自動車が8月29日に発表した2019年7月のグローバル販売は前年同月比3.2%減の9万5389台と、2カ月ぶりにマイナスとなった。

国内販売は軽自動車「eKスペース」などの販売が低迷し同5.8%減の8055台と2カ月連続マイナスとなったほか、インドネシアが「エクスパンダー」を投入してから1年が経過したことなどから同24.4%減と落ち込んだ。タイ、ベトナム、フィリピンはエクスパンダー投入効果で販売は順調で、中国も「エクリプス・クロス」の投入で同1.1%増の1万0787台と前年を上回った。

世界生産台数は同9.3%増の12万6270台と、3カ月ぶりに前年を上回った。国内生産は「eKワゴン」などが好調で同10.9%増の5万8023台と6カ月ぶりに前年を上回った。海外生産は、インドネシアで輸出用のエクスパンダーの生産が増加しているほか、中国がエクリプス・クロスの生産が伸びたことから同7.9%増の6万8247台と、3カ月ぶりに前年を上回った。