中国の商務部など7省庁は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など「新エネルギー車(NEV)」への買い替えを促す「自動車下取り補助金」を実施する。期間は今年12月末までで、旧型の乗用車からNEVに乗り換えた場合、1万元(約22万円)を支給する。排気量2㍑以下のガソリン車にも7千元(約15万円)を補助する。

 ガソリン車は2011年6月末まで、ディーゼル車は13年6月末までに登録された車両を対象にする。補助金は中国政府と地方自治体がおおよそ6対4の割合で負担し、詳しい割合は地域ごとに定める。政府は地域別の旧型車の保有状況に基づき自治体に補助金の70%を事前配分し、制度開始を支援する。

 中国政府は昨年、NEVへの車両取得税の減免期間を27年末まで延長すると発表した。購入補助金と併せ、新車需要の刺激策を続ける。