日本トレクス(高崎文弘社長、愛知県豊川市)は、「スワップ冷凍バンボデー」と「冷蔵冷凍バンフルトレーラ」を組み合わせた「冷凍ダブル連結トラック」を出展する。2024年問題に対応する手段として、利便性、輸送効率化のメリットを運送事業者に提案する。

 「冷凍ダブル連結トラック」は、「スワップボデー」の積載を可能とした「フルトラクタ」に、「セミトレーラ」を組み合わせた製品。ドライバー一人でトラック2台分の荷物を運ぶことができ、労働時間を大幅に短縮する。「スワップボデー」は、トラクタと荷台を切り離すことができ、荷台の積み下ろしを倉庫側で行うことで、輸送と荷役作業の分担を実現する。

 加えて同製品の「フルトレーラ」は、専用のドリーを分離させることで、「セミトレーラ」として運用することも可能。長距離輸送は「ダブル連結トラック」で行い、センターから先の近距離輸送では、「フルトラクタ」と「セミトレーラ」で別々に運行することで、輸送効率の向上につなげる。

 中継輸送で様々なドライバーが使用することを想定して、耐久性を高めるために、外側はFRP材、内装にはリブ付きのステンレス材を採用した。また、冷凍機能を高めるために同社独自の断熱パネル「パネクト」を使用し、温度管理が必要な荷物の輸送にも対応している。

 他にも極東開発工業グループとして、ドイツ・シュミッツ製の「ダンプセミトレーラ」も参考出品する。