いすゞ自動車は29日、中型トラック「フォワード」を16年ぶりに全面改良して発売した。近距離ミリ波レーダーやドライバーステータスモニターを搭載するなど、先代モデルに比べて先進運転支援機能を拡充。これらの安全装備を顧客ニーズや運行形態に合わせて選択できるように、「プレミアム」「アドバンス」「スタンダード」「ベーシック」の4種類のパッケージを設定した。国内の販売目標台数は、シリーズ全体で年間1万6千台。

 内装ではタッチパネル操作が可能な7インチのセンターディスプレーを採用するなど、ドライバーの実用性向上に配慮した。このほか、大型トラック「ギガ」に用いている高機能シートを備えるなど、快適性も高めた。

 価格は車両総重量8トン級のウイング車、フルキャブ・標準ルーフ、エアサスペンション仕様で1510万6300円(消費税込み)。