燃費競争を背景にハイテン鋼の採用が進む(写真はイメージ)

経済産業省は、自動車に用いる次世代鋼板の実用化研究に着手する。現在の高張力鋼板(ハイテン鋼)より引っ張り強度を2倍、延性(加工性)を3倍に高める一方で、価格は現在のハイテンと同程度とする。来年度から研究をスタートし、10年かけて量産や加工の技術を開発する考えだ。自動車業界では燃費向上につながる素材や技術の開発競争が激しくなっている。経産省としては…