平成10年に大阪府自動車整備振興会(大整振)の副会長に就いた。7年の車両法改正などにより、整備業界を取り巻く環境は大きく変化し、その波は振興会運営にも及んでいた。会合を開けば、「ユーザー車検の台頭を阻止すべき」や「行政への働きかけで業界権益を守るべし」といった意見が相次ぎ、自分たちでどう取り組み乗り越えるか、という議論にはなかなかつながらず、どち…