CVTの海外生産拡大により、日系サプライヤーの現地化も加速する(画像は来年央に稼働するタイ工場の完成予想図)

2005年に海外初の工場をメキシコで稼働させてから、調達部門は部品の現地調達化を最重点に取り組んできた。同年4月に日産自動車からジヤトコに入社した調達担当常務の秋場徹は「当時の現調化率は1桁台だった」と振り返る。秋場が目指したのは「まずは現調率を50%に引き上げる」ことだった。メキシコで初のCVT(無段変速機)の生産―。部品の現地化は一からの取り…