政府が6月上旬に閣議決定する2012年版「ものづくり白書(ものづくり基盤技術の振興施策)」案が明らかになった。日本の製造業が失速するなか、自動車産業は逆に就業者数を増やし、基幹産業としての存在感が一段と高まっている。白書では、国際分業体制におけるマザー機能を果たすため、優れた現場力を生産や技術開発に生かすことや、海外でも活躍するグローバル人材の育…