ディーゼル排ガスの有力な浄化技術である「尿素SCRシステム」搭載車で、販売済み車両から規制値を2倍から3倍も上回る窒素酸化物(NOX)が排出されている事例が見つかった。触媒の劣化が原因の一つと見られるが、詳しい原因はわかっていない。関係省庁と自動車メーカーは検討会を設け、原因究明と対策に乗り出すことにした。環境省の審議会が一昨年、答申をとりまとめ…