日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2023年2月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比8.9%増の1万9209台で5カ月連続のプラスとなった。輸入車の供給改善が進み、増加幅が前月より7.5ポイント拡大した。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは7.1%だった。

 ブランド別ではメルセデス・ベンツが同6.1%増の3673台で、12カ月連続の首位。2位はBMWが同30.4%増の3075台、3位はアウディが同22.7%増の1924台で続いた。また、ルノー、ポルシェ、シトロエン、フェラーリ、DSが2月として過去最高を記録した。

 外国メーカー車の価格帯別の実績は、1千万円以上が同29.3%増の3041台、400万円以上1千万円未満が同23.2%増の1万905台で、それぞれ6カ月連続で前年超えした。400万円未満は同28.8%減の4113台で、19カ月連続でマイナスとなった

 輸入車全体は同1.9%減の2万4331台で2カ月連続の前年割れ。国内メーカーの海外生産車が同28.4%減の5122台に落ち込んだことが響いた。