トヨタ自動車は6月16日、国内工場の稼働を17日以降に一部停止すると発表した。仕入れ先での新型コロナウイルス感染に伴う出勤率低下や生産設備不良などの影響で部品供給が滞っているため。今回の稼働停止による減産影響台数は約4万台を見込む。

6月の国内生産は、中国・上海のロックダウン(都市封鎖)に伴う部品供給不足により10日まで一部工場で稼働を停止していた。13日以降、全14工場28ラインで通常稼働に戻ったが、一部仕入れ先からの部品供給難により7工場11ラインの稼働を停止する。6月の世界生産台数は約80万台の計画から75万台に引き下げる。通期生産見通しの970万台は変更しない。

新型電気自動車(EV)「bZ4X」や「ノア/ヴォクシー」などを生産する元町工場第1ライン(愛知県豊田市)は17日の2直から7月1日、「ハリアー」などを生産する高岡工場第2ライン(同)は27日から7月8日、「アクア」などを生産するトヨタ自動車東日本岩手工場(岩手県金ケ崎町)は27日から7月1日まで停止する。