2シリーズアクティブツアラーとクリスチャン・ヴィードマン社長

 ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都港区)は14日、コンパクト車「2シリーズアクティブツアラー」を全面改良して発売した。先代モデルでオプション扱いだった「アクティブクルーズコントロール」を標準装備し、先進運転支援システム(ADAS)の機能を充実させるなど商品競争力を引き上げた。同日、BMW東京ベイ(東京都江東区)で開いた発表会でヴィードマン社長は「日本市場にも適したプレミアムコンパクトセグメントのリーディングモデル」とし、販売増に自信を見せた。

 2シリーズはBMW初のFF(フロントエンジン・フロントドライブ)車として、初代が2014年に市場投入された。8年ぶりに全面改良した2代目は、メーターパネルとコントロールディスプレーを合わせて湾曲型とし、視認性を高めた「BMWカーブドディスプレイ」をBMWブランドのコンパクト車として初採用した。外装ではフロントグリルを大型化し、ドアパネルと一体化したドアハンドルを採用するなどして質感を高めた。

 パワートレインはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類を用意。ガソリン車は排気量1.5リットルの直列3気筒ターボエンジンで最高出力115キロワット、最大トルク230ニュートンメートルを発生する。ディーゼル車は排気量2.0リットルの直列4気筒ターボエンジンで最高出力110キロワット、最大トルク360ニュートンメートルとなり、高い走行性能を実現した。

 価格は418万円(消費税込み)から。